澤野 重男 著
太田 武男 著
高橋 信雄 著
大井 健地 著
是恒 高志 著
山内 正之 著
吉岡 光則 著
B6判・256頁
2011/07/25 発売
ISBN 978-4-87498-463-5
被害と加害の歴史の現場を歩く
広島は壊滅した街、そして再生した街だ。
市の中心部に、郊外にいまも被爆建造物や被爆樹が残る。
「あの日」を忘れまいと作られてきたたくさんの碑石。
そこに人々はどんな歴史を刻んできたのか?
一方で広島は、アジアへの侵略の前線基地・軍都でもあった。
広島の街を歩きながら、ノーモア・ヒバクシャの思想と侵略の歴史を考え、ヒロシマの深層を見つめるための好評シリーズ第16作目!
どこの街もそうでしょうが、さまざまな街の顔があります。
広島・廣島・ヒロシマ・HIROSIMA……
今回の広島は表記もいろいろあります。
しかしやはり「被爆地・広島」が中心になります。
爆心地を中心点に同心円を書くように、壊滅して再生した「広島」を案内してくれます。
〈観光コースでない〉シリーズの16冊目になりますが、企画自体は最初に「沖縄」が出来たときからですから、25年くらいになるでしょうか。いつかは広島をと思っていました。
紆余曲折はありましたが、今回の執筆メンバーでようやく完成しました。
原稿執筆中に「3・11」の大震災があり、その後の福島第一原子力発電所の事故による放射能問題が、この本にも大きな影響を与えました。
広島に暮らす人の、被爆・被曝に対する寄り添いを感じました。
さて、この本の「おわりに」の中に、次のような部分があります。
広島に来て爆心地や資料館やモニュメントを訪ねた人々よ。
広島の街角に隠された被爆建物や軍都の遺跡を訪ねた人々よ。
広島周辺の岩国や呉の戦争と平和をめぐる歴史と現実を見た人々よ。
宮島や大久野島の歴史秘話を知った人々よ。
ヒロシマの文化や芸術、歴史や思想について考えた人々よ。
そこには何があって、何がなかったか。今度はあなたの意見や感想を聞きたい。
ぜひとも本書を手にしていただき、多くの声をお寄せいただければ幸いです。