竹内 常一 編著
関口 武 編著
小渕 朝男 編著
四六判・224頁
2016/04/06発売
ISBN 978-4-87498-594-6
「優しくもあり、イジワルもする、おせっかいで、生意気で、おしゃべり」な子ども観が忘れられて、教育が進められています。
子どもの成長や発達を無視した指導が行なわれています。
子どもの発想を生かした自主的で自治的な活動が削られて、決められた行事や奉仕作業が優先されています。
学力テスト対策に追われ、何でも形をそろえさせられる中で、教師は疲弊し、子どもたちは傷つき、戸惑って葛藤も表出できなくされています。
そんな現代の教育状況のなかで、子どもの成長・発達を支える指導をどのように行なえばよいのでしょうか。
本書は、シリーズ教師のしごと第2巻・小学校編としてつくられました。
巻頭論文、5本の実践記録とその解説、学校の変容について教師の視点からの論文という構成になっています。
小学校低学年から高学年まで、様々な子どもたちのいる学級を、悩みながら子どもたちの視点に立って、過ごしやすい、たのしい、明日また行きたいと思える学級づくりをしていった教師たちの実践記録がベースです。
巻頭論文では、実践記録に即しながら、ギャングエイジが消滅した現代の少年期について課題と、それをとりもどすための実践のヒントが書かれています。
最終章では、教師が疲弊している現在の状況を指摘し、そのなかでどのように教師として実践していくかが書かれます。
日々の実践のヒントとなり、教育活動の指針となる一冊です。
現場の教師の方、教育学を学ぶ学生、研究者に必読の書です。